”究極のアーバン・アタッカー”
今回乗ったのは2018年式のカワサキZX-6Rである。
国産ミドルSSの中でも歴史ある6Rは、95年にZX-9Rの弟分として登場して以来、当初からアルミフレーム&100馬力超のハツラツなエンジンで人気を集めた。
登場から23年経ち熟成の進んだ今回の6Rは、どんな状況でも舞える究極のストリートレーサーだと思う。
ミドルSSの価値
リッターの弟分として立ち続けてきた600ccクラスのスーパースポーツの価値は、そのギリギリ扱い切れる性能にあると思う。サーキットマシンとして磨かれてきた6Rだが、今回のモデルチェンジでは扱いやすさの部分でも磨きをかけることで死角を無くしてきている。
具体的には、
ドライブスプロケを1丁下げ低速寄りに
・クイックシフター(UPのみ)
・サイレンサーの外見を変更
・足つきとフィット感を高めたシート
・LEDヘッドライト
・アクセサリー電源
・ETC2.0装備
などのデザインやユーティリティのブラッシュアップ、そして
・スリッパークラッチ
・アンチブレーキロック
・ビッグピストンフォーク
・出力モード切替
など実際の走行性能に関する扱いやすさの部分でも磨きをかけてきている。